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KANAZAWA MUSEUM GUIDE -金沢よるまっし-

室生犀星記念館 イベント

イベント・行事名
企画展「犀星の詩集」
会期
2018年11月10日(土)~2019年2月24日(日) 開催中
詳細
 生涯詩人であり続けた犀星

 自分はこの詩集の編輯を毎日午前中にすこしづつやつてゐる。今殆んど書けないやうな流暢な美しさと少年らしさと初々しいその時代の心に接してゐる。
(中略)自分のためにも人のためにもこの本を早く街に出したいし友にもおくりたいと思つてゐる。

 「感情」21号(大正7年7月)より『抒情小曲集』の広告文


 詩人を夢見て20歳で上京してから約8年、独自の詩の世界を打ち立て、29歳のときにようやく初めての詩集『愛の詩集』を自費出版した犀星。9ヶ月後、第二の詩集として24歳頃の詩篇を集めた『抒情小曲集』を出版しました。その後も詩を書き続け、最後に自ら編んだ『室生犀星全詩集』が死の床に届くまでの半世紀のあいだに、24冊の詩集を出しました。小説家としても膨大な作品数を発表していくなか、詩との別れを決意したこともありましたが、詩作を止めることはなく、その発表数は2000編以上にもおよびます。時とともに独自の新しい道を切り拓き、生涯をかけて打ち込んだ詩作とは、犀星にとって、大切に守るべき魂のようなもので、生きるとは何かを問い続けることでもあったのです。
 本展示では、犀星が生前に出版した詩集のすべてをご紹介します。