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KANAZAWA MUSEUM GUIDE -金沢よるまっし-

金沢21世紀美術館 イベント

イベント・行事名
内藤礼 うつしあう創造
会期
5月2日(土)〜8月23日(日)
※4月14日(火)~5月6日(水)まで全館臨時休館となります。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため延期となりました。 開催中
詳細
小さなひとが立ち、水が落ちるところに大地が広がり、糸やリボンが揺れるときに風が生まれ、 ビーズやガラスが光をまねき入れる――内藤礼は、空間と対話しながら自然のエレメントや繊細なモチーフを組み合わせ、またカンヴァス上に淡い色彩を重ねることで、根源的な生の光景を出 現させてきました。 このたびの個展では、『「人(わたし)が作る」を超えること』を問い続けてきた作家が、はじめ て「創造」と向き合います。それは人が自らを主体であると認め、人になろうとする行為だと作 家はいいます。人と自然、わたしとあなた、生と死、内と外、そして人と作品のあいだに生じる移し、写し、映し、遷し。「うつしあう」両者のあいだに顕われる生気、慈悲、それらとの一体感のうちに、生へと向かおうとする「創造」の瞬間が見出されるのです。 会場となるのは、大小さまざまな展示室や光庭、それをつなぐ通路によって構成される空間。日 中は天候や時間によって変化する自然光がその空間を満たし、夕刻になると明かりが灯ります。 そこにはどんなにささやかであっても作家の手による創造があり、それを見て、感じる人の創造 と共鳴することによって、ひとりひとりの認識が解放されてゆきます。そして訪れる人は、通路と 展示室、生の内と外を行き来し、見ることと見られることを繰り返しながら、生のヴィジョンをつかんでゆくことになるでしょう。

【写真】
内藤礼 《無題》 2020
Photo:畠山直哉