兼六園周辺文化の森は、藩政期から近代に至るまで各時代の歴史が重層的に集積しています。緑豊かな文化空間となっており、数々の文化施設や公園緑地が整備されています。
常設展では、輪島塗や九谷焼といった石川の伝統的工芸品36業種をすべて紹介。年間を通じて、伝統工芸の「今」を知っていただく企画展を展開し、実演、ワークショップなど、多彩なプログラムを実施しています。ミュージアムショップでは他にはないユニークでオシャレな一点ものが中心の品揃え。
施設詳細情報を見る徒歩 約5分(距離:約400m)
国宝の「色絵雉香炉」( 野々村仁清作)をはじめ、石川県が誇る名品を展示しています。古九谷や、加賀藩前田家伝来の文化財、石川県ゆかりの芸術院会員や人間国宝の絵画・彫刻・工芸など、古美術から現代まで、石川県ならではの美術工芸品を幅広くご覧いただけます。
館内にはパティシエ辻口博啓氏プロデュースのカフェも併設しています。
平成28年4月には、石川県文化財保存修復工房がリニューアルオープンし、実際の修復作業を常時見学できます。
美術の小径通り
徒歩 約4分(距離:約260m)
お茶道具と金沢ゆかりの工芸作品を鑑賞できる美術館として知られています。酒造家で茶道にも造詣が深かった実業家の中村栄俊氏が収集した茶道美術品を中心に、古九谷、加賀蒔絵、加賀象嵌など工芸品から現代作家の作品までを所蔵しています。喫茶室では抹茶と和菓子をリーズナブルな料金で楽しめます。
施設詳細情報を見る徒歩 約6分(距離:約450m)
建築コンセプトは「まちに開かれた公園のような美術館」。設計は世界的に活躍する妹島和世+西沢立衛/SANAAで、円形ガラス張りの建物も話題です。
水の中から外を見上げるような体験ができる「スイミング・プール」(レアンドロ・エルリッヒ作)や、刻々と表情を変える空を作品に取り込んだジェームズ・タレル作の「ブルー・プラネット・スカイ」など、国内外の現代アートが展示され、子供から大人まで楽しめます。
隣接
ユネスコの無形文化遺産に登録されている「能楽」。
「空から謡が降ってくる」と言われるほど、能楽がさかんな金沢で、市の無形文化財「加賀宝生」に伝わる貴重な能面や能装束を展示しています。「能面・能装束体験コーナー」では、予約なしで着装体験ができ人気写真スポットになっています。
さらに、金沢の希少伝統工芸の逸品に出会える「金沢・クラフト広坂」も併設されています。かつて「金澤能楽堂」のあったゆかりの地「広坂」で、金沢の文化のルーツにふれてみてください。