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KANAZAWA MUSEUM GUIDE -金沢よるまっし-

行きたい施設一覧
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金沢能楽美術館 イベント

イベント・行事名
石川県立能楽堂開館5 0 周年記念 金沢能楽美術館2 0 2 2 年度特別展 加賀宝生と中野家 加賀藩前田家の能を受け継いだ中野家の紳士能
会期
2022年9月17日(土)~11月13日(日)
前期:9月17日(土)~10月10日(月・祝)
後期:10月15日(土)~11月13日(日)
開催中
詳細
 本展は近代日本の黎明期に渋沢栄一の女房役として活躍し、当時の加賀宝生にも深く関わった政治家で実業家の中野武営(1848~1918)とその長男・岩太(茗水・1871~1957)を紹介する初の展覧会です。
 旧高松藩士の出身である中野武営は、多忙な仕事の傍ら謡を趣味とし、縁あって旧加賀藩御手役者である松林鶴叟(1807~1889)や、旧幕時代の謡を継承する命尾寿六(1831~1919)らの薫陶を受けました。岩太も松林と命尾に入門し、舞の型は「宝生流の副将」と称された重鎮・松本金太郎(1843~1914)に師事しました。この金太郎も元来加賀藩御手役者(大鼓方葛野流)中田家の生まれで、金沢出身の文豪・泉鏡花の伯父でもあります。
 明治期より興隆する紳士能(※華族や政財界の名士らによる素人の能)の代表格となった中野家。彼等は旧加賀藩13代藩主前田斉泰(1811~1884)ゆかりの根岸能舞台(明治8年・1875建設)にて、その七男で旧大聖寺藩主の前田利鬯(1841~1920)が主催した演能の会「温故会」を支え、精力的に舞台を務めました。後に能舞台が染井の旧高松藩主松平頼寿へ譲渡・移築される際には、中野家がその間を取り持ち、奔走しています。

 能楽全般に精通した岩太は、大正元年(1912)、16代宝生宗家九郎知栄(1837~1917)らとともに東京音楽学校能楽囃子科の嘱託に指名されて囃子方の養成に当たり、昭和2年(1927)には茗水会を設立して能楽の指導と普及に尽力しました。昭和7年(1932)の金澤能楽堂建設時においても有識者とし
て助言を求められています。
 このたび初公開となる中野家の能楽資料には、旧幕時代の謡を伝える岩太の貴重な音源をはじめ、近代を代表する能面師・中村直彦が中野家の依頼で制作した極小精緻な能面標本〔97面一式〕、茗水会の門人であった政治家・平沼騏一郎の書、能画家・松野奏風が描いた中野家の能絵、さらには白蓮事件直後に中野家に身を寄せた歌人・柳原白蓮が歌を揮毫した鼓の革など、同家をとりまく多彩な文化環境が反映されています。
 初の里帰り品を含む加賀藩・大聖寺藩両前田家ゆかりの華麗な能装束(国/文化庁保管)や、斉泰・利鬯旧蔵の貴重な能面(尾山神社・江沼神社)とともに、歴史の転換点にあった能楽文化の諸相をご鑑賞ください。
※関連イベント等については、HPにてご確認ください。

【会  期】2022年9月17日(土)~11月13日(日)
前期:9月17日(土)~10月10日(月・祝)
後期:10月15日(土)~11月13日(日)

【休館日】毎週月曜日(休日の場合はその次の平日)
展示替え休館:10月11日(火)~14日(金)

【開館時間】午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

【料金】一般・大学生310円 65歳以上210円 高校生以下無料 団体(20名様以上260円)
【アクセス】金沢駅兼六園口(東口)バスターミナルより乗車、「広坂・21世紀美術館」または「香林坊(アトリオ前)」下車。

金沢能楽美術館
〒920-0962 金沢市広坂1-2-25
TEL.076-220-2790 FAX.076-220-2791
https: //www.kanazawa-noh-museum.gr.jp